■空き缶ウッドガスストーブ ~ソロストーブサイズ~
以前に缶コーヒーの空き缶でのウッドガスストーブを作りました、コレです↓
今回は、もう少し大きい、おなじみソロストーブと同じ大きさの物を作って遊んで来ました。
簡単に手に入る素材で、比較的簡単に出来るので
「ソロストーブは欲しいけど高いよ!」という方は
簡単に説明をしますので是非作ってみて下さい(^_^)タノシイヨ
コレ↑が、おなじみの「solostove」です、Amazonでも詳しく紹介されています
重量:255㌘ 組み立て時寸法 高さ☓14,5㌢ 幅☓10,8㌢ 紹介ページで
使用燃料:小枝、松ぼっくり、薪で950mLの水が8分から10分で沸騰となって
いますが、無風で燃やす木っ端を厳選して使った場合だと思います。
実際は強風だと、ウインドスクリーン無しでは200CCさえ沸騰は厳しい感じです。
しか沢山の人に愛されているストーブですよね・・Amazonカスタマーレビューを見ればわかります。
このソロストーブずいぶんと複雑な内部の構造ですが、実際に使って感心するのは
底の面が熱くなり過ぎないのでアルミテーブルの上でも問題なく使える事です
しかし、その分 炉の大きさは小さくなっているので、木っ端も小さくして入れる
必要があります。
軽食までは作れる程度だと思いますので愛玩ストーブとしてはグッドです。
でも、お値段は8000円以上と、決して可愛くは無い・・・。 自分もソロストーブで
ずいぶん遊びました、実用を考えると、大きい方のタイタンをオススメしたい
一万円以上するけどね・・・なので本当のオススメは自作です。
今回、欲しいという方に差し上げる事にしたので、空き缶で作ったストーブと
一緒に遊んできた。
▶・空き缶とか言ってますが、なかなか丁度いい缶詰の空缶は出ませんよね
今回は手軽でちょうどいいブリキ缶を紹介します、モノタロウで購入です・・・(^_^)オセワニナリマス
トラスコ丸缶①・・・ 177円 ブリキ 78㌘ 容量 0.6㍑ 胴径10.4㌢ 高さ10.4㌢
トラスコ丸缶②・・・ 177円 ブリキ 80㌘ 容量 0.6㍑ 胴径9㌢ 高13㌢
トラスコ丸缶①用の蓋・・・ 72円 ブリキ 24㌘ 3点で税込み460円です
缶コーヒーのスチール缶と、同じくらいの加工が簡単です(^_^)
・丸缶①太い方の缶は外側になります、3㌢ごとに印を付けた養生テープを貼り
1㌢~1.2㌢の穴を空けました・・穴の間隔や大きさは大体このくらいという目安です。
・丸缶②細い方の缶は内側になります、下の方に3㌢ごとに印を付けた養生テープを貼り
1㌢~1.2㌢の穴を空けます。
更に上から4.5㌢の位置に2㌢ごとに印を付けた養生テープを貼り7㍉~8㍉の穴を空けました・・
穴の間隔や大きさは大体このくらいという目安です、これを基本に穴を小さくしたり
数を増やしたり、減らしたりで自分の好みの萌え方を作ります。
はい、ここまで出来ました。
綺麗に作りたい方の穴あけは電ドリにステップドリルが一番簡単でおすすめです。
テーパリーマでも良いのですが、バリが沢山でますし、丸缶は柔らかいので
ヤスリを使うとスグにベコベコになります・・・
見栄えなんか気にしないで作るとこうなります↓テーパリーマで穴あけして、ヤスリを使うと
こんな感じに・・・いい味が出ます・・・作った本人以外には不気味に見えるそーです・・(-_-)ブキミ・・
特にコノ↑★チタンコーティングHSSステップドリル[MonotaRO特価] 穴空けサイズ4㍉~12㍉は
最近手に入れてびっくり・・・穴あけ、バリ取り、面取りを同時加工してくれます・・・ビックリ(^_^)v
これを使うと、この丸缶ウッドストーブならテレビ見ながら完成まで30分掛かりません・・
ステップドリルによっては、バリが沢山出るのもあるし、溝の形でその違いが出るので気をつけましょう・・・
次に丸缶①の蓋に丸缶②を通す穴を空けます、丸缶②でなぞって円を書き
もう一回り5~6㍉小さく円を書きます。
丸缶②でなぞった線を超えないように切り込みを3㍉間隔位でいれます、切り込み間隔が
大きすぎると後で丸缶②を穴に通す時に、なかなか通りません・・・
切込みの入った部分を少しづつ内側に折り、丸缶②を通します、
こんな感じになりまーす(^_^)
あとはロストルと五徳部分で完成です・・
写真の掲載数に限りがある様で、今一つ分かりづらくてスミマセンね・・
ロストルには目の粗さが丁度いいので「ファンガード」を使います。
ファンガードとはデスクトップパソコンの排気ファンによく使われている部品です
これもAmazonとかで安く手に入ります、スチール製は50円位です。
ロストルからの吸気はストーブ性能を大きく左右しますから
基本的には通気の良い物を選びます。
手元にはステンレス製しか無かったのでこれを使いますが、
ステンレス製は100円位ですが、こちらの方がしっかりした作りなので加工も
ラフに出来ます。それでも溶接が取れやすいので慎重に扱ってください・・
丸缶②に調度良くピッタリの大きさの丸い部位が無く、少し大きかったので
写真の様に曲げてピッタリの直径サイズにします・・溶接が取れやすいので慎重に・・
ロストルは、ハンガー針金で橋渡しにして簡単に固定します・・完全に固定すると
改良したい場合に面倒なので、完全に完成するまではなるべく固定をしない。
適当な長さの針金を用意して
適当に穴を開けて固定・・・すると・・・少しズレてます・・これがマイクオリティー・・(^_^;)ロウガンカナ
針金の端を曲げておきます、曲げる時に丸缶②を凹ませないように針金は少し長めにしておく。
五徳部穴を開けて・・・木っ端投入口を作ります、形は、お好みでOK
縁の部分は残しておいた方が強度的に安心です。
ではでは、最低限の作りで完成させた空き缶ストーブで、さっそく遊びます(@_@)★
ソロストーブと並べると、ほぼ同サイズです、燃え方の違いと沸騰時間のテストをしてみます。
ソロストーブは炉が小さいので7センチ位の木っ端を作らなければいけません・・・ギコギコ・・
一つの木っ端を丁寧に1/4にして、ほぼ同じ料の木っ端に振り分けます・・・トントン・・
強く燃やしたいなら、もう少し細い1㌢以下の太さの木っ端をタイミング良く投入すれば
いいと思います。
今回は、2㌢位の太さの木っ端を使います。
同時に確実に着火出来るように、フェザースティックも丁寧に作ります
さて、全ての準備が出来たので500ccの沸騰テストをしたいと思います
この日も河原は風があります、少しソロストーブには不利かもしれません。
テストなので、同じアルミ素材のクッカーで・・・・・・・・・
あああああああああ・・・・・・・・・・・(@_@;)アレレレ
! !スミマセン・・・
クッカー持って来るの忘れました・・・何一つ無い・・・
・・・・・フライパンしか持ってこなかった様です・・
車の中を掃除して、積みっぱなしのクッカーも引っ張り出して綺麗に洗って食器棚に・・・
ここまで読んでくれた方スミマセン・・・・・・(-_-;)コンナノバッカリデ
仕方ないので燃焼具合を見て下さいね・・(-_-)・・
燃やし始めにあまり差はありませんが、ソロストは炉が小さいので木っ端を追加すると
空気の通りが悪くなり火力が落ちます、やはり、これでも木っ端が大きすぎる様です。
しかし今日は暑い、明日は28度になるとか・・隣で相方は炭火でシシャモ&ビール・・・
・・・フライパンしか持ってこなかったので・・(-_-;)・・何か焼いて食うかな・・
木っ端の太が2センチ以上になるとソロストーブでは燃やすのに時間が掛かります
太い木っ端はウッドガスも一気に出て来ないので、尚更火力も上がりません。
また熾き火が灰になるのに時間が掛かり、木っ端の追加がなかなか出来ません。
まあ、穏やかな炎です、省エネとも言えますかね(^_^)
比べると、空き缶ストーブは、炉内が大きく二次燃焼の穴より下で燃焼できるので
炎もそこそこの大きさです。
風が強くてもウインドスクリーンの力を借りずに、使えるストーブであって欲しい
という理由で、自作ストーブにウインドスクリーンは使わない派なのですが
今日は経過を見たいので使用します。
ソロストーブはどちらかと言うと二次燃焼重視型ですから、ロストルにステンパンチを敷して
木質ペレットを使うと、とても性能を発揮してくれます。アルコールストーブの防風にも使えますね。
空き缶ストーブは木っ端を使い切り、熾き火になりました・・いたってノーマルなウッドガスストーブ
です。
ソロストーブは上ばかりで燃えてしまい、下で少し炭化してしまって熾き火時間が長い様です
もちろん悪くはないですが、適切な燃料の質や大きさを選んで使う必要があると言う事です。
又、灰が散らかりにくい、言い換えると灰が外に出にくいので中に溜まりやすい、ということも
付け加えておきます。
空き缶ストーブは多少変色しましたが歪みもなく、繰り返し使えます。
同じものを30回以上使った事があるので大丈夫です、但し外に放置するとサビサビになりますよ・・
ソロストーブもいいですが、同等以上のストーブを
500円位で空き缶ストーブも簡単に出来るので試してみて下さい(^_^)♪
★このサイズのウッドガスストーブは長時間遊ぶには、燃料の入れるタイミングや
素材に注意して下さい。あまり固い木を入れると下の方で炭化してしまい炉がすぐに
一杯になったり、沢山入れすぎて二次燃焼の穴より上に入れると煙や煤が多くなります。
自作ストーブも作り散らかしてますけど、なんらかの基準で性能を伝えなきゃと思ったので
メジャーなソロストーブと一緒に沸騰時間を計りたかったんですけどね・・・残念!
次回こそペンキ塗って沸騰テストをしてみたいと思います。
よかったら、ぜひ手作りストーブで 小さい焚火を、楽しんでください・・・(^_^)デハマタ!